Ays
――――――――――――――――――――――――――

貴方が居たから私は死んだ。
　　　　　　　　貴方が居たから私は生きられた。

貴方と居られて幸せだった。
例え短い時間だとしても。私はその為に生きられた。
…だから怖いの。消えるのが怖い。
貴方との思い出も幸せも全部全部無く為ってしまうなんて悲しすぎるわ。
逃げる事もできたのに。
わかってた。必ずやってくれるって。
貴方は優しすぎるから。

――どんなに辛くても、貴方には生きて欲しかった。

名前：Ays
性別：♀
属性：闇を狩る者
種族：風使い
身長：160cm
年齢：享年19歳
備考：風の谷にある古い集落。風を持つその集落の儀式には生贄を必要とした。
　　　　選ばれたのは風を持つ幼子。彼の身代わりとして同日に生まれた彼女が選ばれる。
　　　　母親の命を犠牲に、20年の命を得るがその先にあったのは孤独。
　　　　集落から離れ、森の奥深くで独り生活している中でシルフとの再会を果たす。
　　　　恋に落ちた二人は幸せな日々を築いていくが、彼女の命は日々削られていた。
　　　　消えるその日の前日、彼女はシルフの手で殺される事を望む。
　　　　二人で過ごしてきた部屋を彼女の血で紅く染める事で彼女の存在を刻ませた。
　　　　それは後を追って死のうとするであろうシルフを止める為でもあった。
　　　　故に、与えた紅の束縛はシルフへの愛の証でもある。

　　　　風の中に居る悪霊と呼ばれるアイス。
　　　　シルフ本人は気付いていないがシルフの風の中に彼女は存在し、シルフの幸せを願い続けている。